鹿島建設(東京都港区)は7月6日、廃棄物最終処分場の水処理をはじめ様々な分野の、廃水の濃縮・乾燥工程での燃料費やCO2排出量を大幅に削減できる、高速濃縮・乾燥システムを鹿島環境エンジニアリング(東京都港区)と共同で開発したことを発表したそうです。
同システム「V-CyCle(ヴイシュクル)」は、最終処分場で発生する浸出水や、下水処理場・メタン発酵施設の脱水ろ過液、半導体・化学工業の廃水等から、塩分等の異物を除去する濃縮・乾燥工程において、加熱装置を切替えることで濃縮処理を効率化・高速化するものだそう。
具体的には、塩分濃度が低い段階では「外部加熱器」を用いて効率よく加熱し、濃度が高まって塩分が析出する段階になれば「ジャケット式加熱器」による加熱に切替え、そのまま継続して乾燥まで行うそうです。
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